自然療法学校マザーズオフィスのこれまでの歩みと、これから
自然療法学校マザーズオフィスの設立は1989年です。元々は1987年開設の鍼灸院が母体でした。そこでは妊娠中の女性や産後の女性のケアを中心に治療活動を行いました。
鍼灸院での活動はやがて働く女性の体のケア、小さな子どもたちの健康管理へと活動の範囲を広げました。初期の頃は鍼灸治療や整体法を中心にそえていましたが、鍼灸院の利用者の方も扱えるようにとハーブ療法、オイルセラピー、アロマセラピーを取り入れるようになりました。
やがて利用者の方から「使い方を教えて欲しい」という声に応えてアロマセラピーの教室をスタートしました。教室の名前は「アロマテラピーの学校」です。1989年のことでした。この「アロマテラピーの学校」が現在の自然療法学校マザーズオフィスの始まりです。
その頃からアロマセラピーは徐々に日本でも広がり始め、1996年に日本アロマテラピー協会(現在のAEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会)が設立されました。「アロマテラピーの学校」も協会に参加し、アロマセラピーの普及・啓蒙のために協力することになりました。
「アロマテラピーの学校」ではAEAJ公益社団法人日本アロマ環境協会の資格制度に則って、アロマテラピー検定、アドバイザー、インストラクター、アロマセラピストのための教育活動を行いました。
アロマセラピーは日本でも広く認知されるようになり、精油は手軽に入手でき、アロマセラピーを取り入れた自然派化粧品も販売されるようになり、アロマセラピーはますます私たちの生活に浸透していきます。
そのような中で「アロマテラピーの学校」は「からだの自然を育む」というコンセプトをもとに、自然療法としてのアロマセラピー、オリジナルメソッドとして女性の体のリズムに合わせたリズミカルボディセラピー、産みやすい体づくりのためのマタニティタッチなど自然療法全体に目を向けるようになりました。
そこには、ルドルフ・シュタイナーのアントロポゾフィー(人智学)やゲーテの形態学、芸術療法、占星術、バッチフラワーレメディ、新しいオリジナルメソッドの「和道」なども含まれました。
その頃から「アロマテラピーの学校」も自然療法学校マザーズオフィスと名称を変えて、アロマセラピーに限らず、広く自然療法全体と関わり、それらを取り入れたサロン運営、教育活動に取り組みを始めます、
自然療法学校マザーズオフィスは設立から30年以上を経過し、世の中も大きく変わりつつあります。ここで、私たちも改めて学校の在り方を見直し、新しい形でスタートをしたいと思います。
今後は、単一の学校というよりも、それぞれの講師やセラピストの集合体として運営を目指します。これはこれまで関わってきた講師やセラピストたちの成長に伴う自然な変化といえます。mothersoffice.com はここに集まったメンバーたちの活動紹介の場として活用したいと考えております。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。自然療法学校マザーズオフィス 中安